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『世界同時食糧危機アメリカ頼みの“食”が破綻する』

『世界同時食糧危機アメリカ頼みの“食”が破綻する』と題したNHKスペシャルを視聴した。
アメリカに対し大変厳しい見方を訴える番組構成で、
とてもアンフェアであると感じた。
アリバイ的にアメリカの農業の抱えてきた問題も紹介してはいるが、このような番組を観た多くの視聴者は、農業問題で日本は間違えがないという印象を感じとってしまうのではないか。
コメンテーターとして出てきた大学の先生や司会者の方も自由貿易よりも保護主義的な考えを優先した発言しかしない。
このような番組によって自由貿易の理論理屈が完全に無視されていることは実に嘆かわしい。
番組を観ているほとんどの視聴者は、リカードの比較優位の理論など知らないのであろうから、『自由貿易=悪』という感覚が残ることは想像に難くない。
アメリカへの大変アンフェアな見方ともう一つ理解できたことが、NHKの印象放送の上手さだ。
番組ではエルサルバドルの状況を紹介して、近年の食糧価格上昇で困っている人々の姿から、
暗に自由貿易とはアメリカ一国が他国を収奪するためのシステムである視聴者に伝えていた。
エルサルバドルの状況を伝えるのに社会全体の姿をとらえ視聴者に伝えるがことが、NHKに求められている役割だと思うが、
実際に放送されていたのは、極々数人の方だけです。
想像力を少し働かせれば、
格差問題や経済運営上の問題であるとかの可能性もあるはずであるが、そのような可能性は最初からないかのように放送されていた。
「盲人象をなでる」ということわざがある。
対象のことをこと細かく知っている一方で全体像を理解していないという意味だ。
このような番組は知識面で細かいことは知っているが全体像を理解してない国民を輩出することにしかならないと感じる。
WBSのコメンテーターなど経済学に精通している人を出すべきであった。

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テーマ : 環境・資源・エネルギー
ジャンル : 政治・経済

tag : 経済政策国際貿易食糧自給率日本アメリカ農業政策NHK

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